新しいガス科学のための多孔性材料開発

 多孔性材料は古代エジプトの時代(活性炭)から現代(ゼオライトなど)に至る 3500 年にわたって人類の生活に不可欠のものとして利用されてきました。我々のグループでは、多孔性配位高分子(PCP/MOF)と呼ばれる新しい多孔性金属錯体材料を利用して、これまでにないガスの科学を開拓しています。PCP/MOFの非常に高い比表面積と柔軟な構造デザイン性を活用して、大気中に豊富に存在するガス分子を捕捉・分離・変換することのできる多孔性材料を開発し、喫緊の環境・エネルギー問題の解決を目指しています。